老後のお金を考え始めると、「将来いくら必要なのか」だけでなく、今の生活費にも目が向くようになります。とはいえ、生活費を減らすために外食や趣味、美容などを片っ端から削ってしまうと、今の暮らしまで窮屈になってしまいます。
40代から生活費を見直すなら、大切なのは支出をできるだけ小さくすることではなく、減らしても困らないものと、これからもお金を使いたいものを分けることです。
この記事では、私自身が実際に続けている方法を中心に、普段の暮らしの中で無理なく支出を減らす方法を紹介します。
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生活費は「全部減らす」のではなく、使い方を見直す
生活費を見直すとき、最初に確認したいのは「毎月いくら使っているか」です。
家賃や通信費、保険のような毎月ほぼ決まった支出だけでなく、食費、日用品、外食、美容、趣味なども含めて見てみると、自分がお金を使っている場所が分かります。
【一般的な支出リスト】
- 住居費
- 水道光熱費
- 通信費
- 保険
- 食費
- 日用品
- 美容・健康
- 洋服
- 趣味
- 交際費
- 外食
- サブスクリプション
そこでいきなり「高いものから削る」と考えるのではなく、なくしても生活の満足度があまり変わらない支出から見直す方が続けやすくなります。
たとえば、なんとなく買っている飲み物や使っていないサービスなら減らしやすい一方、健康のために必要なものや、人との交流、趣味、美容、好きな食事などは、金額だけを見て一律に削る必要はありません。
生活費を見直す目的は、我慢を増やすことではなく、自分がお金を使いたいものに使える余地をつくることです。
食費は「外食をやめる」より、自炊する回数を増やす
私が日常的に意識しているのが、自炊です。食費を抑える意味もありますが、自分で食材や調理方法を選べるため、健康管理という意味でもできるだけ自炊するようにしています。
だからといって、外食をなくす必要はありません。普段の食事を自炊中心にしておけば、外食を「日常の食事」ではなく「楽しむための食事」にできます。
自炊を続けるうえで負担になるのが買い物です。そこで選択肢になるのがネットスーパー。
利用している友人から、野菜なども状態を見ながら選んでもらえるので、きれいなものが届くと聞いています。重い食材や飲料を自宅まで届けてもらえる点も、買い物の負担を減らす方法のひとつです。
必ずしもスーパーへ直接行くより安くなるわけではありませんが、時間や移動の負担まで含めて買い物を考えるなら、利用を検討できるサービスです。
そして、自炊が苦手な方や、事情があって料理ができない時期には、宅食を利用する方法もあります。
1食分のおかずが冷凍になっている状態で届き、電子レンジで温めて食べるだけととても手軽です。私は、このサービスを左手を骨折して料理ができない期間で使用していましたがとても便利でした。
様々な宅食サービスがありますが、私は、「三つ星ファーム」というところを利用していました。三つ星ファームを選んだ理由は、単身赴任をしている義兄が「美味しい」と言っていたからです。
価格の手頃さも気になるところですが、それよりも毎日の食事なので満足度が重要だと考え、味に定評のあるこちらにしました。実際食べてみると、とても美味しく、メニューも豊富で、次は何を頼もうかとワクワクしながら利用をしていました。

しかし、1点難点なのが、2週間や1ヶ月などのお惣菜がまとめて届くため、冷凍庫に入れるのがギリギリになってしまうということです。私は14食を冷凍庫に入れたら、アイスを入れる隙間がなくなってしまいました。そういう場合はセカンド冷凍庫を持つというのも検討してみても良いのかもしれません。
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小さな出費は「毎日使えるもの」で減らす
外出先で買う飲み物も、1回の金額は小さくても回数が増えるとそれなりの支出になります。私は約2年前から、タイガーの水筒を使っています。
使い続けられている理由は、保温性と軽さ、そしてお手入れのしやすさが気に入っているからです。朝に入れた白湯が夕方でも熱いくらい保温性があり、それでいて軽く、毎日持ち歩きやすい。
さらに気に入っているのが、ふたの裏に取り外すパッキンゴムが付いていないことです。ゴムの隙間の汚れを気にする必要が少なく、洗いやすいので清潔に使いやすい。
節約のために買ったものでも、使うのが面倒になれば続きません。
価格の安さより、毎日無理なく使えるかどうか。
結果として長く使えるものを選ぶことが、日常の小さな支出を減らすことにもつながります。

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お金をかけなくても楽しめる習慣をつくる
水筒には、南部鉄器の鉄瓶で沸かした白湯を入れています。
鉄瓶を使い始めたきっかけは、健康診断で貧血傾向について指摘され、主治医に相談したことでした。
受診したその時は鉄剤を処方してもらったのですが、永遠に飲み続けるのも抵抗がありました。そこでさらに相談したところ「鉄を舐めるだけでいいんだよ」というアドバイスがありました。さすがに鉄を舐めるわけにはいかないので、鉄瓶や鉄のフライパンなどを使うことを思いつき、医師に勧められたわけではありませんが、鉄瓶を購入してみました。
健康面については自己判断ではなく医療機関への相談が前提ですが、現在も続けている理由はただ沸かした白湯よりも鉄瓶で沸かした白湯の方がまろやかで飲みやすく美味しいと感じるからです。
家で白湯を沸かして水筒に入れ持ち歩くという習慣は、外で飲み物を買う回数を減らすだけでなく、飲みたい飲み物を楽しめることのひとつにもなっています。

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生活費を減らすために外出を控えるとしても、何もせずに家にいる、では長続きしません。
映画やドラマを見る、本を読む、料理をする、ゆっくりお風呂に入るなど、家で過ごす時間そのものを楽しめれば、外出費を減らすことが我慢になりにくくなります。
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「減らさない支出」を決めておく
生活費を見直すときは、減らすものだけでなく、残すものも決めておいた方が支出の優先順位が明確になります。
たとえば、自炊することで普段の食費を抑える一方で、たまの外食は楽しむ。日常的に買う飲み物は水筒で減らす一方で、自分にとって必要な美容や趣味にはお金を使う。
このように、日常的に無意識で使っているお金は減らし、自分が大切にしたいことには使うという考え方なら、節約だけが目的になりません。
老後のために今の楽しみを全部後回しにするのではなく、現在と将来の両方にお金を振り分けていくことが大切です。
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生活費を見直すために、ものを買いすぎない
節約を理由に新しい商品を次々と買ってしまえば、支出は逆に増えます。
何か購入するときは、「今困っていることが本当に解決するか」「繰り返し使えるか」「今持っているもので代用できないか」を考えてから選ぶ方が、無駄な買い物を防ぎやすくなります。
商品を買うこと自体が目的ではなく、暮らしの中に必要な理由がある商品だけを選ぶことが、生活費を整えることにもつながります。
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まとめ|生活費を見直すなら、減らす支出と残す支出を分ける
40代から生活費を見直すとき、何でも安くしたり、楽しみを我慢したりする必要はありません。
まず今の支出を確認し、なんとなく使っているお金や、なくても困らない支出から見直す。その一方で、健康や趣味、人との交流など、自分にとって大切な支出は残しておくのがおすすめです。
自炊や水筒のように、日常の小さな習慣を変えるだけでも減らせる支出はあります。
大切なのは、使うお金を減らすことではなく、自分が何にお金を使うのかを選べる状態にすることです。
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