「徳を積むと人生は変わる」は本当?40代独身女性が実践してわかったこと

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「徳を積むと運が良くなる」「良いことをすれば、いつか自分に返ってくる」。そんな言葉に背中を押されて、何か良い行動を始めてみようかなと考えたことはありませんか?

私自身、40代独身、老後や将来への漠然とした不安を抱える中で、徳を積む行動を続けてきました。これから始めてみようと思っているあなたに、実際に続けてわかったことをお伝えします。


そもそも「徳を積む」とは?陰徳と陽徳の違い

徳の積み方には、大きく分けて二つのタイプがあると言われています。

一つは陰徳(いんとく)。人に見られない場所でひそかに行う良いことです。誰も見ていないところでゴミを拾う、次に使う人のためにトイレをきれいにする、といった行動がこれにあたります。

もう一つは陽徳(ようとく)。募金をする、人に直接感謝を伝えるなど、感謝されたり褒められたりする形で行う良いことです。

昔から特に大切にされているのは、陰徳を積むことだと言われています。人に見られない場所での行いこそが、めぐり巡って自分や周りを本当の意味で豊かにする、という考え方です。これから始めるなら、まずは陰徳を意識してみるのがおすすめです。


実際にやってみてわかったこと

私が続けている具体的な行動

私は次のような行動を、日常の中で無理なく続けてきました。

  • 自宅マンションの共用部のゴミを拾う、掃除をする
  • 電車やバスで席を譲る
  • 人に対してイライラしないよう心がける
  • 困っている人がいたら自分から声をかける
  • 急いでいても人の助けには耳を傾け優先する

変わったのは「運」ではなく「自分の内側」だった

数年続けてみて感じているのは、変化していたのは運や巡り合わせよりも、自分自身の内側だったということです。良いことをしているという実感が積み重なることで、自分という人間に少しずつ自信が持てるようになりました。

これは「良い巡りを作る」という考え方にも通じます。親切や配慮を人に送ることで、巡り巡って自分を取り巻く環境や人間関係が穏やかで心地よいものになっていく、という発想です。ただ、その巡りが最初に届く相手は、実は他人よりも先に自分自身なのかもしれません。「徳を積んだ」と思えることで、見返りがなくても「良いことをしたな」と自己肯定感が上がり、前向きな気持ちで過ごせるようになります。これは、老後や将来に漠然とした不安を抱える40代女性にとって、想像以上に大きな支えになります。


「見返りを求めていないか」と自分に問い直す

正直に言うと、こうした行動を続けているからといって、目に見えて人生がうまく回り出したという実感はまだありません。
40代女性、独身、老後の不安を抱えながら生きていると、「徳を積めば報われる」という言葉にすがりたくなる瞬間があります。ですが、その「報われたい」という気持ちの根っこには、「徳を積む=見返りを求める」という考えが潜んでいるのです。それはある現実に突き当たった時に気づいた時に気づくことができました。

それは、周囲を顧みない行動、たとえばタバコのポイ捨てを日常的に行っているような人が、周りから認められ出世していく姿を実際に目の当たりにしたときのことです。徳を積んでいなくても出世していく人がいる。その事実を前にして、正直、複雑な気持ちになりました。もちろん、ゴミ拾いをしたから出世できるなどとは考えていません。誠実さや真面目さ、人徳があることが、必ずしも評価や地位に結びつくわけではないことも、頭ではわかっています。それでも、心のどこかで「良い行いを心がけて生きているのだから、良くない事をする人よりも報われてほしい」と思っている自分がいました。悪いことをしていても幸せが巡ってくるように見える現実に、どうしても納得がいかない気持ちが残るのです。

この納得のいかなさこそが、自分の中にまだ「見返りを求める気持ち」が残っている証拠なのだと思います。徳を積むことは本来、誰かに評価されるためではなく、ただ良い行いができる人間でありたいという、それ自体が目的のはずです。ですが、実際にやってみると、そう簡単に見返りを手放せるものではありませんでした。ずるい人が得をしているように見える場面に出くわすたびに、心が揺れます。それでも、誠実に生きている人には幸せになってほしいと願う気持ちを、無理に否定する必要もないと思っています。割り切れなさを抱えたまま、それでも自分の行動を続けていく。それが人間らしいということなのだと、今は捉えています。


無理なく続けるための3つのコツ

コツ1:小さく始める

いきなり大きな行動を目指す必要はありません。まずは一つ、無理なく続けられそうな行動を選ぶことから始めてみましょう。ゴミを一つ拾う、席を一度譲る、それだけで十分です。

コツ2:結果をすぐに求めない

運が良くなるかどうかを基準にしてしまうと、変化が見えず続けるのがつらくなります。基準にすべきは「今日も自分に恥じない行動ができたか」という自分自身への納得感です。

コツ3:心に余裕がないときは自分を優先する

心が疲れているときは、人のことよりも自分を優先して考えるべき場面もあります。徳を積む行動は、あくまで余裕があるときに意識すれば十分です。無理をしてまで続けるものではありません。

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まとめ:徳を積む先にあるのは「運」より「自分への信頼」

徳を積んだからといって、運や人生が劇的に好転するとは限りません。それでも、良い行いを積み重ねることで自分に自信が持てるようになる、という変化は確かに起こります。40代、独身、これからの人生に漠然とした不安を抱えながら、それでも自分を保つために工夫を重ねてきたあなたへ。徳を積むことの意味は、運を呼び込むことではなく、自分の機嫌を自分で取れるようになることなのかもしれません。まずは今日、誰も見ていない場所での小さな一つの行動から始めてみませんか。

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