40代独身HSP女性が生きづらいと感じたときに|仕事・人間関係・孤独を少しラクにするヒント

40代独身HSP女性が生きづらいと感じたときに|仕事・人間関係・孤独を少しラクにするヒントのイメージ画像 HSP・心の整え方

人のちょっとした表情や声の変化が気になる。
さっきまで「私はこれでいい」と思えていたのに、誰かの一言をきっかけに突然自信がなくなる。
一人でいる方がラクなのに、このままずっと一人だったらどうしようと不安になる。

40代になり、仕事、お金、親、老後のことまで考え始めると、「これから先、大丈夫なのかな」と頭の中で考え続けてしまう。こんなことはありませんか?

筆者自身、40代の独身女性で、いわゆるHSPと呼ばれる気質に自分自身が当てはまると感じています。人の声色や視線の動きから相手の気持ちを勝手に読み取り、「今、機嫌が悪くなった?」「私が余計なことを言った?」と考え始めることがあります。

「気にしなければいい」「考えすぎだよ」そう言われても、それで考えなくなれるなら苦労しません。一度「大丈夫」と思えても、また不安になる。自信を持てたと思ったら、何かをきっかけに急に自信がなくなる。筆者の場合、その繰り返しです。

だから今は、不安にならない自分になることを目指すより、不安になったときに戻ってこられる場所をいくつか持つことの方が大切なのではないかと思っています。

筆者の気持ちを大きく変えたのは、「私の生きる世界は、ここだけじゃない」と思えるようになったことでした。

この記事では、40代独身でHSP気質を自覚する筆者の経験も交えながら、仕事・人間関係・孤独・将来への不安を少し軽くするためのヒントを整理します。

HSPの生きづらさは簡単には消えない

HSP(Highly Sensitive Person)は病気や医学的な診断名ではありません。

関連する心理学研究では、環境や刺激への感受性の個人差が「感覚処理感受性(SPS)」として研究されています。

「相手の機嫌はあなたのせいじゃない」
「もっと自分に自信を持って」
「そんなに考えなくても大丈夫」

と言葉で理解しても、反応そのものを簡単に止めることはできませんでした。頭では「考えすぎ」と分かっている。それでも気になる。そして少し落ち着いたと思ったら、また別のことで不安になる。

安心と不安を行ったり来たりすること自体が、自分の一部なのだと思うようになりました。

だから、生きづらさを軽くするために必要なのは、「気にしない人になること」ではないのかもしれません。筆者にとって必要だったのは、一つの出来事に自分の世界すべてを支配されない状態をつくることでした。

人の気持ちを読みすぎて、頭の中で「一人反省会」が始まる

筆者は、人の声色やちょっとした視線の動きをよく気にします。

「今、少し声が低くなった」
「さっきより表情が硬い」

そんな変化を感じると、「機嫌が悪いのかな?」と考えます。そしてネガティブな感情を感じ取った瞬間、

「私が何か言ったから?」
「余計なことをした?」
「さっきの言い方がよくなかった?」

と、自分に原因がなかったかを探し始めます。実際に相手が何を考えているのかは分かりません。それでも、頭の中ではすでに一人反省会が始まっています。
反対に「喜んでくれた」「うれしそう」と感じるときは、それほど苦しくありません。

ただ今度は、

「本当に喜んでる?」
「私がそう思っているだけじゃない?」

と、自分の読み取りが合っているかを確認し始めます。こうした反応は、今でも止められていません。そして正直なところ、完全になくせるとも思っていません。

人の感情だけでなく、SNSやニュースなどの情報にも影響されやすい場合があります。
情報を受け取りすぎて疲れないための付き合い方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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心がラクになったのは「私の世界はここだけじゃない」と思えたとき

では、今も相手の気持ちを読んでしまうのに、以前より少しラクになったのはなぜなのか。筆者の場合、大きかったのが、「私の生きる世界は、ここだけではない」と思えるようになったことでした。

例えば、会社というコミュニティが全てだと思い込んでしまう。

そこで誰かに嫌われた気がする。
仕事で評価されなかった。
上司の機嫌が悪い。
人間関係がうまくいかない。

すると、その出来事を全力で受け止めてしまいます。その場所しか自分の世界がないように感じていると、そこで起きた一つの出来事が、自分の人生全体の問題のように見えてしまうからです。

ところが、会社の外で新しいことを学んだり、別の仕事の可能性を考えたり、これまでとは違う人と関わったりするようになると、少しずつ感覚が変わりました。

「ここで多少うまくいかなくても、私は別の場所でもやっていける」

そう思えるだけで、一つの場所で起きたことを人生のすべてとして受け止めなくて済むようになったのです。「失敗しても大丈夫、他がある」と意識を分散させるようにできると少し楽になるのです。

もちろん、それでも気にしすぎることは止められません。誰かの表情を読み、また「私のせいかもしれない」と考えます。でも、そのたびに、「私の世界はここだけじゃない」と思い直す。そしてまた不安になったら、もう一度思い出す。

筆者にとっては、この「心の保険」があるかどうかで、生きづらさが大きく変わりました。

「心の保険」になる場所を一つずつ増やす

会社だけではありません。友人関係でも、恋愛でも、一つの場所や一人の人に自分の世界が集中すると、そこで起きたことの影響を大きく受けやすくなります。

だからといって、たくさんのコミュニティに所属する必要はないと思っています。

仕事以外に学んでいることがある。
一人で楽しめる趣味がある。
安心して話せる友人がいる。
会社とは別の場所で、自分の力を試している。

そんな小さな場所が一つ増えるだけでも、「ここがすべてではない」と思いやすくなります。筆者にとって、新しい知識やスキルを学び始めたことも、その一つでした。自分の価値を証明する場所を一つに絞らず、「ここがダメでも、別の場所がある」と思える心の保険を少しずつ増やす。それが、生きづらさを軽くする助けになっています。

敏感さは、仕事では「気が利く人」という強みにもなった

人の変化や周囲の状況に気づきすぎることは、筆者にとって疲れる原因になる一方、仕事では評価されてきた部分でもあります。会社では、

「気が利く」
「先回りして仕事をしてくれる」
「誰も気づかないところまでやってくれる」

と言われてきました。

文房具がなくなりそう。
会議に必要な準備がされていない。
消耗品を交換する必要がある。
誰かの仕事ではないけれど、気付いた人がやる仕事。

そんな小さなことに、なぜか一番最初に気づいてしまいます。以前、筆者が少し長く会社を休んだことがありました。その間のチームのチャットを見ると、上司が後輩に、

「会議室取れてる?」
「この準備は?」

と確認し、それに対して、「すべて〇〇さんがやっていたので分かりません」というやり取りがありました。それを見たとき、「私が突然いなくなったら、この組織は少しの間フリーズするかもしれない」と思いました。

目立つ仕事だけではなく、誰にも指示されていない小さな仕事を拾ってきたこと。それも自分が組織に提供していた価値だったのだと、自信を持てた出来事でした。

ただし、気づくからといって、すべて自分が背負わなければならないわけではありません。敏感さは強みにもなりますが、同時に自分の仕事を増やしすぎる原因にもなります。

「気づけること」と「全部自分がやること」は別。ここは、筆者自身も今なお意識したい部分です。

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40代になり、ぼんやりしていた不安に輪郭が出てきた

独身であることにも、不安があります。

「もし働けなくなったら?」
「老後、一人だったら?」
「親が亡くなったら本当に一人になる?」
「働けなくなったらどうやって生活する?」

筆者は、「まあ、なんとかなるでしょう」と楽観的に考えることがあまり得意ではありません。ある程度準備をして、「ここまでやったなら大丈夫」と思えるところまで持っていかないと、不安が消えにくいからです。

30代の頃にも同じような不安はありました。ただ40代になると、働ける残りの時間や親の年齢、自分自身の老後などが以前より現実味を帯びてきたのです。

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将来への不安も「別の世界をつくる」きっかけになった

筆者が強く不安を感じていたものの一つが仕事でした。

勤めている会社では定期的に人員削減が行われていて、正社員であっても「ここにいれば一生安心」とは思えませんでした。40代になり、「もし会社から必要とされなくなったら、自分はどうやって生きていく?」という不安が現実味を増しました。

そこで考えるようになったのが、会社に見放されても、生きていける力が欲しい。ということです。

そのために、新しい知識やスキルを身につけ、本当に自分でも仕事につなげられるのか挑戦するようになりました。

これは収入を増やすためだけではありませんでした。会社以外にも、「私はここで生きられるかもしれない」と思える場所をつくる行動でもあったのだと思います。

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新しいことを学ぶ。
自分で仕事をしてみる。
会社とは違う人たちと関わる。

そうすると、それまで会社しかなかった自分の世界に、少しずつ別の道ができます。会社で嫌なことがなくなったわけではありません。でも、「ここがすべてではない」と思えるようになったことは、筆者にとって大きな変化でした。

時間の使い方も変わりました。それほど親しくない人との飲み会に時間を使うより、自分の将来につながることを学ぶ。お金も、なんとなく使うのではなく、本当に必要なものなのかを考える。

40代になってから、限られた時間とお金を「自分が生きられる世界を増やすため」に使いたいと思うようになり30代の頃とは違う考え方に変化していきました。

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独身は不安。でも、不安をなくすためだけに結婚したいわけではない

筆者は、このままずっと独身でいたいと思っているわけではありません。自分らしく一緒にいられる人と出会えたら、結婚したいと思っています。ただし、独身が不安だからという理由だけで、無理に誰かと一緒にいたいわけでもありません。筆者は普段から相手の空気を読みすぎます。だからこそ、

「何を考えているのか分からない」
「怒っている?」
「私が何かした?」

と常に考え続けなければならない相手と一緒にいると、それだけで疲れてしまいます。筆者が一緒にいたいと思うのは、意思表示をきちんとしてくれる人。そして、自分も相手の顔色を読み続けることなく、飾らず会話できる人です。そんな相手と出会えたら、一緒に生きていきたい。

一方で、「一人だと経済的に不安だから結婚する」という結論にはなりませんでした。確かに独身でいることには経済的不安があります。健康なうちは働けます。でも働けなくなったらどうするのか。その不安は今もあります。だからこそ、結婚だけを「保険」にするのではなく、健康なうちに自分で生きていける力や資産を増やしておくことを考えるようになりました。

パートナーと出会えるかどうかは、自分一人では決められません。でも、今何を学ぶか、どう働くか、お金をどう使うかは、自分で選ぶことができます。

一人はラク。でも、一人だけでは変化も起こらない

筆者は、一人で過ごす時間が好きです。

誰かの機嫌を読む必要もありません。
話したくなければ話さなくていい。
疲れていたら自由に休める。

人と一緒にいると多くの情報を受け取ってしまう筆者にとって、一人の時間は大切な回復時間です。

でも、「一人がラクだから、ずっと一人でいればいい」とも思っていません。

一人でいるだけでは、自分の世界に大きな変化は起こりません。人と関わることで傷つくこともあります。でも、人と出会ったから新しい仕事につながることもある。知らなかった考え方を知ることもある。自分一人では選ばなかった場所へ行くこともある。良いことも悪いことも含めて、変化があるから人生は面白いのだと思います。

だから今は、自分の体調を最優先にできる範囲で、人と関わればいい。と思っています。

たくさんの人に会う必要はありません。疲れている日は断ってもいい。人と会ったあと、一人で過ごす時間が必要なら確保する。でも、元気なときには少し外へ出てみる。

「一人でいる」か「人と付き合う」かの二択ではなく、自分が疲れ切らない量の人付き合いを探していけばいいと思っています。

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自信が戻っても、また不安になる

ここまで書いてきましたが、筆者自身、いつも安定しているわけではありません。「私はこれでいい」と思えた数時間後に、「本当に大丈夫?」と不安になることもあります。だから、生きづらさを一度で解決しようとは思わなくなりました。また不安になったら、そのときにもう一度、自分を戻せばいい。

筆者にとって大切なのは、ずっと自信を持ち続けることではなく、不安になったときに戻ってこられる場所があることです。

まとめ|自分を変えるより、自分が生きられる世界を増やす

40代独身でHSP気質を感じていると、仕事、人間関係、孤独、老後など、いろいろな不安を深く考えてしまうことがあります。

その苦しさは、「考えすぎないで」「もっと自信を持って」という一言で簡単になくなるものではないと感じています。

自分が生きられる世界をいくつか持つ。

一つの場所でうまくいかないときに、「こっちでは少しくらいダメでも大丈夫。私は別の場所でも生きていける」という心の保険が助けてくれます。

敏感さや心配性を完全になくすことはできなくても、その性質に人生のすべてを支配されないようにすることはできるかもしれません。

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